「表現者たちのブログ」は下記のアドレスに移転いたしました。 http://www.tagengoo.com/blog/

2009/12/25

2009年も終わりですね

ご無沙汰しております。高林です。

今回は映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏が手掛けてらっしゃるワインをご紹介したいと思います。ここのワインは他も試しましたが、ハズレがありません!

Francis Ford Coppola, Diamind Collection, Cabernet Sauvignon 2007 
ラズベリー、チェリーの中にバニラやコーヒーのヒントがあって、後味長めです。
個人的にはとても好みのワインなので是非お勧めしたいです☆




















Francis Ford Coppola, Rosso 2006
Zinfandel, Syrah, Cabernet Sauvignonのミックス。イチゴジャムやプラムの香りで、ジューシーで、滑らかなワインです。日々のテーブルワインとして最適!!




















特にワインに合わせてといワケではないのですが、先日生パスタを購入してみました~
やっぱりドライよりも、生の方がおいしいですね。















それにしても早いものです。2009年も終わりに近づきまして、年末年始がやってきましたね。クリスマスや忘年会・新年会などでお酒を飲む機会も多いシーズンですが、皆さまどうぞ飲みすぎにはお気を付けください。と言えた立場ではございませんが・・・年末年始フルに楽しみましょう!

では良いお年を。来年もエクスプレッションズ社員ブログをよろしくお願いいたします!

2009/12/17

冬の訪れ

営業部の高柳です。

今朝、起きて外を見てみるとうっすらと雪が積もっていました。

思わず家の近くの川原で写真を撮りました。
































石川県以外の方にとって、
石川の冬はずっと雪があるイメージが強いかもしれませんが、
このところは暖冬のせいか、雪が積もる日はずいぶんと少なくなりました。

昔に比べて季節の境目が曖昧になりつつあって、さびしいです。
冬は寒く、夏は暑い。メリハリがある方がいいですね。

2009/12/08

石川伝統工芸イノベータ養成ユニット

先日JAISTのあるプロジェクトのことを知った。
JAISTとは北陸先端科学技術大学院大学のことである。

















JAISTには知識科学研究科、情報科学研究科、
マテリアルサイエンス研究科の3コースがある。

私に情報をくれた彼女は知識科学研究科に勤務している。
















我社はJAIST様にお世話になっていながら、
私は大学のHPを最近は見ていなかった。
だからそのプロジェクトに気付かなかったのだ。
さまざま面白い取り組みをやっているのに~

もっと早く知っていたらその講座に参加したと思う。
伝統工芸は私の興味を引く題材だからだ

そのプロジェクトとは、
科学技術振興調整費 
地域再生人材創出拠点の形成プログラム
「石川伝統工芸イノベータ養成ユニット」

http://www.jaist.ac.jp/dento/index.html

以下のような人材育成を目標とし、
商品企画に必要な能力などを身に付けていくということだ

◇産地全体を見渡しつつ、
それぞれの技術・強み・課題を把握する、総合的な視野

◇自身の持つ技術の独自性や強みを見極め、
   消費者・利用者のニーズに基づく
新商品・サービスの開発など実際のビジネスに結びつける視点

◇同業種や異業種との積極的な連携を進め、業界を牽引する力

つまり、
伝統工芸イノベーターとも呼ぶべき、
伝統工芸の世界に革新を巻き起こす人材を養成するコース。




商品(製品)のつくり手はたくさんいる。
しかしそれらを市場で成功させるには、ということだ。

しかし、詳しい話を聞くと、その人材不足は現実らしい。

その話を聞くうちに、
去る10月28日「中小企業家同友会の全国総会in東京」に
参加したときに、、
商品の市場化を支援する人物の講演の話を思い出した。

講演者は小出宗昭氏、
富士市で取り組んだ支援事例をいくつか聞いた。
現在は株式会社イドムの代表だ。
http://koide.hamazo.tv/

支援の中で特に印象に残ったのが、スポーツ弁当だった。

小出氏のアイデア(支援)により、
一栄養士の女性が地元の大手弁当チェーン企業と
国体選手用の「スポーツ弁当」を開発し
ちょうど国体時期に合わせて、
3万食を売り上げる大ヒット商品となったという話だった。

小出氏はその他多くのマッチングビジネスを生み出している。
コーディネータというのか、
コンサルタントでは少々違和感があるが、
そういう人物のアイデア、熱意、人脈があればこそ
市場化できたのだと思った。

伝統工芸のみならず、
商品・製品と市場を結び付けるコーディネータの力は
つくづく重要だと感じた。

















※聞耳一言 
評判の輪島キリモトの漆塗器
世界的にも有名な芸術性の高いサーカスS社の
会長さんが一目見て気に入り、
数百万円分をポンと買っていったとか・・・
店員もびっくり仰天! あまりにもビッグすぎる! 


私はものづくりの世界に踏み込んだことはないが、、
デザインには興味があるので、
何かに参加できる機会があればと思っている。

2009/11/18

こんにちは

こんにちは、
制作部の久保です。

私は外国(?)出身ですが、現在、日本の生活にも慣れるようになった。
来た時のことを思い出すと、まるで昨日のようである。
自分の実家には2、3年間に一回だけ、
十日間ぐらいしか帰れません。(もちろん実家は外国ですよ♪)
こちらは実家です~




















久しぶりに帰った実家はなぜだか懐かしい!(何処だと思う?)
実家に帰りたいな…….



この間、大連出張でのこと。















大連空港のドリンクバーで注文しました♪♪♪



こちらは展示会の会場です、私が忙しかった!!
疲れたねぇ(^_^)















機会があったら、また海外のことを紹介します~(笑)
よろしくお願いします。

2009/11/10

はじめての大連

はじめて大連へ行った。

中国にはあまり縁がなく、2年前に上海へ行ったきりだ。
富山空港や成田から3時間のフライト。
比較的近い。

展示会へ参加した。
星海広場の星海会展中心には、いくつも展示会場がある。
しかし、その大きさにびっくりした。
どれもがでっかい。
デザインも大胆である。















天井まで何メートルあるのか、
さすが土地ある国は建物の規模が違う。
道幅も広いし、すべてがゆったりして、開放感がある。
















中国はやはり開発ラッシュだ。
大連でもいたるところで高層ビルを建設中。
そのせいか、町中がほこりっぽい。

タクシー運転手は、ここ2~3日霧が出ていると言っていたが、
高層ビルの上のほうが見えない。
開発のほこりやスモッグのように思った。
上海と同じだ。















大連はほとんど雨が降らないらしい。
乾燥していることもあって、喉が痛かった。

大連の地下街に驚いた!
ショッピングシェルターとも呼ぶにふさわしい!
出入り口が商店街のいたるところにあり、
地下街は延々と続いている。

沙河口区黄河路までタクシーで行った。
この地区は勝利広場や中山地区と違い、圧倒的に庶民的だ。
デパートには人がわんさかごった返して活気がある。

地下に入った。1坪ぐらいの店構えで若者向けの店が並んでいる。
こういうところでは、値切交渉できるのでおもしろい。















歩いていると絢爛な店構えの「大清花」が目に入った。
店内には王朝衣装に身を包んだ女性がいた。
残念ながら撮影はだめだった。



















まず料理のメニューをテーブルに着く前に決める。
1階でサンプル(食材実物)や、いけすから魚介類を選ぶのだが、
やたらとなまこが多い。
干しなまこも食品店でよく見かけた。
















ラム肉の串刺しは、スタッフのお薦め料理だ。
臭みもなく、あっさりしておいしかった。
どの料理にも同じ香草が使われている。
最初は少し抵抗があったが、そのうち慣れてしまった。

すべて薄味だったのでヘルシーだと思ったが、
最近の農薬問題などが一瞬頭をよぎった。

2009/10/07

日本語の「音」について考えてみた。

日本語の音は「ん」を除き、全て母音と子音から成る、いわゆる50音(正確には、濁音、半濁音、拗音を入れるともっと多く)で表され、母音の種類は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5種類とされている。(拗音は子音の一部とみなされる。)実際の発音では、さらに多くの種類の母音が発声され、また欠落する場合もあるが、日本語においては同じものとして表記される。

一般的に「あ行」の音、つまり「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」には、子音は無く母音だけの音と言われている。ところが、実際には子音(の性格をもつもの)を伴っていると思われる。以前に録音されたナレーションを分析してみると、息継ぎの後、最初に発音される「あ行」の音の波形は、それが発声される瞬間にそのエネルギーがピークとなる(瞬間的に大きな音になる)ことがわかった。これは、明らかに発生時に破裂音となっているということであり、破裂音は子音に分類されるものである(k、t、b、d、pなど)。すなわち、「あ行」の音は、息継ぎの後最初に発音される時には、子音を伴っているということになる。
実際に、意識して「あ」と発音してみると、喉の奥、気管のどこかで空気が止められていたものが、発音される瞬間に開放されて、破裂音となっていることがわかる。

フランス語やスペイン語では、日本語で言うところの「あ行」の音のスペルに、hがつくものがある(Hermes、Holaなど)が、これも「あ行」が子音を伴っていることを示しているのではないか。
一方、単語の途中など、息継ぎ直後でない場合については、「あ行」の音に破裂音を伴わない場合が多いが、この場合は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」が単独で存在しているというよりも、先行する音につながる二重母音または長母音を形成していると推測される。尚、実際には、長母音になっている部分は、音の高低で別の音に聞こえるように発音されるので、それぞれの音は区別されて聞こえるようになっていることが多いと推測される。
話し手の意識次第では、一呼吸で話される場合でも、各文節の頭に破裂音を伴うこともあるが、二重母音化、長母音化している場合が多いように思われる。

制作部 中山

2009/10/05

白山百膳

白山市(旧松任市)は、
平成の大合併で1市2町5村を含む石川県内最大の市域となり、
人口は金沢に次いで県内第2である。

県境は富山県、岐阜県、福井県にまでおよび、
霊峰白山を中心とした山々や、1級河川の手取川、
13kmにもおよぶ海岸線がある。

まず簡単に白山市を紹介させていただいた。

市内から国道157号線を白峰(白山麓方面)へ向かって走った。
右手には手取川の渓流が涼しげだ。
道路を挟んで目前には緑の山々。

改めておいしい空気と自然に感謝しながら、
何回聴いても飽きない寺尾聡をボリュームあげて口ずさむ。

東京では移動は電車で事足りるので、
まず車を運転することがない。
しかしこっちでは車がなければ仕事にならない。

どこへ行くにも車だ。
近くの銀行へさえ行くにも車に乗ってしまう。
そう考えると、
東京の人のほうがよく歩くので体力はあるだろう。

運転好きな私は白山へ帰ってくると愛車で近くを一回りする。
気分が落ち着くのだ。車の中の空間もここちよい。

しばらく走ると左手に吉野工芸の里があったので
立ち寄ることにした。URLは下記のとおり。
http://hakusan-no-megumi.jp/nature/nature_detail.php?P=42


この地域は「白山百膳」というキーワードで、
地域の素材を活かしたオリジナルの品書き(御膳)で
観光誘客事業を行っている。

旅館や施設や店が、趣のある御膳で迎えてくれるのだ。
HNKでも取り上げられて話題となっている。 

吉野工芸の里の「お食事処よしの」でお昼をいただくことにした。

この店の白山百膳は、「岩魚すし御膳」。
岩魚のにぎりは初めてだったが、近くの川でとれたのだろう、
とても新鮮であっさりしていておいしかった。1,365円。
















しかし私が感心したのは、にぎりのそばに添えられている
笹の葉で作った「バッタ」である。実にうまい細工である。
しばらくこのバッタに魅入ってしまった。

本物と見間違うような出来栄えだ。
このような「あしらい」に心がホワーッとなごむんですよね。
















吉野工芸の里の入り口の左手に大判焼きのお店があった。
山道にもかかわらずお客さんが列をなしていた。
















覗いてみると焼いていたのは若いお兄さん! 
気さくに写真もOK! 
















つい5つ買ってしまった。
アンコは甘みをおさえてあったので、
昼食後にもかかわらず、胃袋にスーと入っていった。




















店は評判で、遠くからも買いに来るということだ。
うなずける。味は大合格だ!

これはおもしろい。
吉野工芸の里の入り口の左手に公衆トイレだが、
ちょっと豪華ではないか。
各部屋が違う。
バブル期につくったのだろう、かなりお金をかけたトイレだ。







 

















地域は連携してがんばっている。
白山市の観光事業はこれからだと思った一日だった。

2009/09/24

さてさて、ほほ~

何の秋かと言われたら、食欲の秋♪
制作部の村です。

先月、XX回目(秘密ですー)の誕生日を迎えたのですが、
大人になった今でも、友達が誕生会(?らしきもの)をしてくれました!



右は私がリクエストした、ほうじ茶プリン♪
カラメルの上には金粉が浮いてます!
両方とも手作りです---!

こーんなにプレゼントもらってしまいました!↓
すごい。。みんな、大人買いしてますねー。



お気に入りは「でっきるっかなー」でおなじみの
あのキャラクターのグッズ。
右上の(ちっちゃい!)「ノッポさん」はイスだそうです。
なんだか申し訳なくて座りにくい。。。

自分では普段「欲しいけど、なかなか買えない」って
ものばかりで、楽しませてもらいました。
手作りスイーツもおいしくいただいて、大満足~!

友達に感謝、感謝!

2009/09/14

気がついたらもう秋でした

はじめまして翻訳部の宝島です。


短い夏が終わり、気がついたらもう秋でした。
今年も夏の甲子園が終わり、気がついたらもう36歳の秋でした。


高校球児の一生懸命に白球を追う姿には、毎度のことながら感動させられる。
どうして高校野球が素晴らしいかというと、「青春」×「汗」×「涙」の心地良いハーモニーが伝わってくるからだ。青春の汗と涙というのは、見ていてすがすがしい気持ちになる。(おじさんやおばさんの汗と涙には、さわやかさ以上の重さや深みがあって胃にもたれる感じが嫌いじゃないけど)

優勝するチームを除いて、日本中の高校の全てのチームが最後に負け試合を経験する。昔、中学校の先生が「負けて泣くのは、自分の練習量が人よりも足りないだけなのでみっともない」と言っていた。その時は、何かその言葉に違和感が覚えたのを記憶している。

人生をある程度経験してわかった事は、涙には悔しくて泣く以外にもいろいろ理由や要素があるという事だ。全力を尽くしてやり遂げた満足感で流す涙や、スタンドの声援がうれしくて流す涙、そしてその期待にこたえられなかった自分のふがいなさから流す涙もあるだろう。(あるいは探偵ナイトスクープの西田局長のように「なんで?」というポイントで大泣きしている涙腺の弱い球児もいるはずだ)。むしろ負けたから泣くというよりも、もうみんなで野球ができなくなる事に対して、すなわち青春が終わってしまう事への寂しさや虚無感から、感極まってわけもわからず泣いているのではなかろうか。

過ぎ去った夏への惜別の思い・・・

遠くの方からROOKIESのテーマソングが聞こえてきた君にはわかってもらえるはずだ。

2009/09/07

グリーンカーテン

おはようございます。
制作部の村です。

9月になったとはいえ、暑い日が続きますね。。。

実は、私の自宅は郊外にあって、夏でもわりと涼しいので、
クーラーがついてません。
(わりと涼しいといっても、やはり暑い。。。)
そこで、今年は「見た目から涼しく」ということで、
朝顔のグリーンカーテンを作ったんです。

8月中は、なかなか咲かなかったのですが、
9月になってから、一気に咲き出しました!



















あっぱれ!見事に咲いてくれました!
青い色が涼しげ~。


ついでに、家の周りの植物たちも撮ってみました。




秋海堂(シュウカイドウ)
つぼみがぷっくりしていて
かわいくて可憐な花。
お風呂のボイラーの
影に隠れて咲いてます。。。








鬼灯(ホオズキ)
これを見ると、秋だな
って感じがします。
なぜか地面に対して
斜めに生えてます。。。







姫向日葵(ヒメヒマワリ)
夏の気配がまだ感じられて、
なんだか元気になります。




植物は見てるだけで癒されますし、
季節を感じることができていいですよね。

また、新たな花が咲いたら、
このブログでも紹介させていただきますね。

2009/09/02

近所の酒屋・・・

こんにちは、
営業部の高林です。


以前カリフォルニアに住んでいたのですが、
ワインがとてもおいしい地域なのです!

日本ではカリフォルニアワインは、ヨーロッパのものに比べて、
あまりメジャーではないようですが、
実はヨーロッパに負けないくらい、おいしいワインがたくさんあります!

そこで、この場でおいしいワインを紹介していきたいと思います。

とは言っても、私は“ツウ”といったわけではないので、
手軽でおいしいワインの紹介くらいにお考えください。

今回は、先日開けました、
Napa Cellars 2006 Merlot (ナパセラーズ 2006 メルロー)
サンフランシスコから車で約1時間、
世界的にも有名なワインの産地、ナパバレーにあるワイナリーです。

近所の酒屋で1800円くらい?で購入しました。

結構どっしり渋めで、濃いチェリーとかプラムの香。
このお値段にしては、とってもおいしいワインです!





つまみにウシ焼いて~タレかけて~わさびのっけて~♪









ではでは、
機会がございましたらご賞味あれ!

2009/09/01

はじめまして、エクスプレッションズです。

みなさま、こんにちは。
制作部の村です。

エクスプレッションズの
「表現者たちのブログ」が始まりました!

エクスプレッションズは、
翻訳・通訳を中心としたサービスを
提供させていただいている会社です。

>>株式会社エクスプレッションズオフィシャルサイト


このブログでは、
エクスプレッションズの最新のサービスのご紹介や、
代表やスタッフの日常など、いろいろな話題を
お届けいたします。

>>代表の部屋
代表(上田)の人物像をのぞいていただければと思います。

>>スタッフ日々の出来事
普段見られないスタッフの日常をご紹介いたします!


このブログを通じて、
翻訳業務に関すること、エクスプレッションズのことを
もっともっと知っていただければと思います。

それでは、今後とも、
エクスプレッションズをよろしくお願いいたします。

本ブログへのご意見・ご感想・ご要望などございましたら、
お気軽にコメントをお寄せくださいね。

エクスプレッションズの生い立ちと命名

はじめまして、
エクスプレッションズの上田成子です。

ブログスタートを記念してエクスプレッションズの生い立ちを、
当時を懐かしみながら綴ります。

私は翻訳を始める前にネイティブによる英会話スクールを開いていました。

スクールの初期に “何か面白いことないかなあ~” と考えていたところ、

英国人、米国人、ロシア人、ポルトガル人、
中国人、台湾人、フランス人など、
当時の石川県では本当に数少ない外国人と接する機会がありました。

彼らの職業はさまざまで、英会話講師、
フィルハーモニーの楽団員、陶芸家、大学非常勤講師など、
集まれば国際異業種交流会のような感じでした。

彼らは金沢に住んでいましたが、何か刺激を求めているところでした。

私は “よーし、いろいろな国から集まっているから
ナレーションのデモテープをつくって売り込もう” という突発的発想で、

当時スクールで英会話講師をしていた
ケニス・アラン・オーリング(米国:通称ケン)に話したところ
大乗り気で “もちろんやるよ!” ということになったんです。

ケンを先頭に、前半はパーソナルの声を紹介し、

 


後半は、各国の人物設定をしたハチャメチャで過激なストーリーを考えました。
そしてシナリオを作って練習しました。




















突拍子もない内容ですから
皆が笑いころげて練習にならなかったのを覚えています。

ローリングストーンズのキース、ロシアのエリツィン大統領、
世界中に大きな悲しみを与えたマイケル・ジャクソンなど、ものまねが出てきます。

そして仕上げはスタジオを借りてノリノリに盛り上がって収録し、
売り込みのデモテープ(当時はカセットテープ)を100本ほど作りました。
















皆が外国人で、表現力豊かで、リズム感もばっちりだったからこそ、
おもしろおかしいデモテープができたんだと思います。

今考えると、
デモとしてふさわしいものだったのかはともかくとして、
聴いた人が “なんじゃこりゃ!” 
と仰天するものをつくりたかったのです。

驚かせることが好きな私の性格まる出しです。

でも総合的なデモテープはこれ1本だけです。
デモをお聴きになる方はこちらからどうぞ。
当時のマスターテープが劣化していましたので、一部聞き苦しい部分があります。
[前半:パーソナル]
[後半:コンサート&クレイジーハウス]
前半、後半のシナリオを見ながらお聴きください。

あっ、肝心なことを忘れていました。
売り込むにはグループ名というか、名前を決めなければなりませんよね。

冒頭で皆でその名前をハモル設定になっています。

そこでケンがいろいろな名前を考えてきて、
ROSE, EXPRESSIONS, そのほか変な名前もありましたが、

私は“これだ!EXPRESSIONSだ”、
ナレーションには表現力が必要なので、
少し長いがこれしかないと即決めたのを覚えています。

ですから、EXPRESSIONSはナレーション用に名付けたつもりでしたが、

その後、翻訳・通訳を行なうようになっても引き継がれ、
2002年株式会社エクスプレッションズの設立となりました。

これがエクスプレッションズの生い立ちです。

その後ケンとはささいなことでけんか別れしてしまいましたが、
デザインが好きだったので、
故郷のカリフォルニアでその道に就いているかもしれません。

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