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2009/09/14

気がついたらもう秋でした

はじめまして翻訳部の宝島です。


短い夏が終わり、気がついたらもう秋でした。
今年も夏の甲子園が終わり、気がついたらもう36歳の秋でした。


高校球児の一生懸命に白球を追う姿には、毎度のことながら感動させられる。
どうして高校野球が素晴らしいかというと、「青春」×「汗」×「涙」の心地良いハーモニーが伝わってくるからだ。青春の汗と涙というのは、見ていてすがすがしい気持ちになる。(おじさんやおばさんの汗と涙には、さわやかさ以上の重さや深みがあって胃にもたれる感じが嫌いじゃないけど)

優勝するチームを除いて、日本中の高校の全てのチームが最後に負け試合を経験する。昔、中学校の先生が「負けて泣くのは、自分の練習量が人よりも足りないだけなのでみっともない」と言っていた。その時は、何かその言葉に違和感が覚えたのを記憶している。

人生をある程度経験してわかった事は、涙には悔しくて泣く以外にもいろいろ理由や要素があるという事だ。全力を尽くしてやり遂げた満足感で流す涙や、スタンドの声援がうれしくて流す涙、そしてその期待にこたえられなかった自分のふがいなさから流す涙もあるだろう。(あるいは探偵ナイトスクープの西田局長のように「なんで?」というポイントで大泣きしている涙腺の弱い球児もいるはずだ)。むしろ負けたから泣くというよりも、もうみんなで野球ができなくなる事に対して、すなわち青春が終わってしまう事への寂しさや虚無感から、感極まってわけもわからず泣いているのではなかろうか。

過ぎ去った夏への惜別の思い・・・

遠くの方からROOKIESのテーマソングが聞こえてきた君にはわかってもらえるはずだ。

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