平成の大合併で1市2町5村を含む石川県内最大の市域となり、
人口は金沢に次いで県内第2である。
県境は富山県、岐阜県、福井県にまでおよび、
霊峰白山を中心とした山々や、1級河川の手取川、
13kmにもおよぶ海岸線がある。
まず簡単に白山市を紹介させていただいた。
市内から国道157号線を白峰(白山麓方面)へ向かって走った。
右手には手取川の渓流が涼しげだ。
道路を挟んで目前には緑の山々。
改めておいしい空気と自然に感謝しながら、
何回聴いても飽きない寺尾聡をボリュームあげて口ずさむ。
東京では移動は電車で事足りるので、
まず車を運転することがない。
しかしこっちでは車がなければ仕事にならない。
どこへ行くにも車だ。
近くの銀行へさえ行くにも車に乗ってしまう。
そう考えると、
東京の人のほうがよく歩くので体力はあるだろう。
運転好きな私は白山へ帰ってくると愛車で近くを一回りする。
気分が落ち着くのだ。車の中の空間もここちよい。
しばらく走ると左手に吉野工芸の里があったので
立ち寄ることにした。URLは下記のとおり。
http://hakusan-no-megumi.jp/nature/nature_detail.php?P=42
地域の素材を活かしたオリジナルの品書き(御膳)で
観光誘客事業を行っている。
旅館や施設や店が、趣のある御膳で迎えてくれるのだ。
HNKでも取り上げられて話題となっている。
吉野工芸の里の「お食事処よしの」でお昼をいただくことにした。
この店の白山百膳は、「岩魚すし御膳」。
岩魚のにぎりは初めてだったが、近くの川でとれたのだろう、
とても新鮮であっさりしていておいしかった。1,365円。
しかし私が感心したのは、にぎりのそばに添えられている
笹の葉で作った「バッタ」である。実にうまい細工である。
しばらくこのバッタに魅入ってしまった。
本物と見間違うような出来栄えだ。
このような「あしらい」に心がホワーッとなごむんですよね。
吉野工芸の里の入り口の左手に大判焼きのお店があった。
山道にもかかわらずお客さんが列をなしていた。
覗いてみると焼いていたのは若いお兄さん!
気さくに写真もOK!
つい5つ買ってしまった。
アンコは甘みをおさえてあったので、
昼食後にもかかわらず、胃袋にスーと入っていった。
店は評判で、遠くからも買いに来るということだ。
うなずける。味は大合格だ!
これはおもしろい。
吉野工芸の里の入り口の左手に公衆トイレだが、
ちょっと豪華ではないか。
各部屋が違う。
バブル期につくったのだろう、かなりお金をかけたトイレだ。
地域は連携してがんばっている。
白山市の観光事業はこれからだと思った一日だった。
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