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2009/09/01

エクスプレッションズの生い立ちと命名

はじめまして、
エクスプレッションズの上田成子です。

ブログスタートを記念してエクスプレッションズの生い立ちを、
当時を懐かしみながら綴ります。

私は翻訳を始める前にネイティブによる英会話スクールを開いていました。

スクールの初期に “何か面白いことないかなあ~” と考えていたところ、

英国人、米国人、ロシア人、ポルトガル人、
中国人、台湾人、フランス人など、
当時の石川県では本当に数少ない外国人と接する機会がありました。

彼らの職業はさまざまで、英会話講師、
フィルハーモニーの楽団員、陶芸家、大学非常勤講師など、
集まれば国際異業種交流会のような感じでした。

彼らは金沢に住んでいましたが、何か刺激を求めているところでした。

私は “よーし、いろいろな国から集まっているから
ナレーションのデモテープをつくって売り込もう” という突発的発想で、

当時スクールで英会話講師をしていた
ケニス・アラン・オーリング(米国:通称ケン)に話したところ
大乗り気で “もちろんやるよ!” ということになったんです。

ケンを先頭に、前半はパーソナルの声を紹介し、

 


後半は、各国の人物設定をしたハチャメチャで過激なストーリーを考えました。
そしてシナリオを作って練習しました。




















突拍子もない内容ですから
皆が笑いころげて練習にならなかったのを覚えています。

ローリングストーンズのキース、ロシアのエリツィン大統領、
世界中に大きな悲しみを与えたマイケル・ジャクソンなど、ものまねが出てきます。

そして仕上げはスタジオを借りてノリノリに盛り上がって収録し、
売り込みのデモテープ(当時はカセットテープ)を100本ほど作りました。
















皆が外国人で、表現力豊かで、リズム感もばっちりだったからこそ、
おもしろおかしいデモテープができたんだと思います。

今考えると、
デモとしてふさわしいものだったのかはともかくとして、
聴いた人が “なんじゃこりゃ!” 
と仰天するものをつくりたかったのです。

驚かせることが好きな私の性格まる出しです。

でも総合的なデモテープはこれ1本だけです。
デモをお聴きになる方はこちらからどうぞ。
当時のマスターテープが劣化していましたので、一部聞き苦しい部分があります。
[前半:パーソナル]
[後半:コンサート&クレイジーハウス]
前半、後半のシナリオを見ながらお聴きください。

あっ、肝心なことを忘れていました。
売り込むにはグループ名というか、名前を決めなければなりませんよね。

冒頭で皆でその名前をハモル設定になっています。

そこでケンがいろいろな名前を考えてきて、
ROSE, EXPRESSIONS, そのほか変な名前もありましたが、

私は“これだ!EXPRESSIONSだ”、
ナレーションには表現力が必要なので、
少し長いがこれしかないと即決めたのを覚えています。

ですから、EXPRESSIONSはナレーション用に名付けたつもりでしたが、

その後、翻訳・通訳を行なうようになっても引き継がれ、
2002年株式会社エクスプレッションズの設立となりました。

これがエクスプレッションズの生い立ちです。

その後ケンとはささいなことでけんか別れしてしまいましたが、
デザインが好きだったので、
故郷のカリフォルニアでその道に就いているかもしれません。

....

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