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2010/05/25

東京のナレーターとの出会い

先日、東京都内で英語ナレーションの収録があった。
私としては久しぶりのナレーター手配だ。

クライアントは東京の広告代理店。
東京には様々な外国人ナレーターを手配する会社がある中で、
本社が石川県のわが社にご依頼がきたということに感謝し、
がぜんハッスルした。

石川本社では北陸地域や他県から外国語収録を受けている。
映像翻訳から吹き込みまで一括お任せいただく場合は
ナレーション音声データをaiff, wav などで納品する。

以前は音声をCDに焼いて郵送納品したものだが、
今ではサーバーや宅ファイル便などで瞬時に受け渡しできるので、
実に便利な世の中になったものだ。


ナレーション言語は英語・中国語・台湾語・韓国語がメインだ。
ポルトガル語、ロシア語、フランス語、タイ語、ベトナム語などが続く。
東南アジア言語の需要は今後ますます増えていくだろう。

私はしばらくナレーター業務から離れていたので、
東京でのナレーター手配は楽しみだった。

その中の一人、チャールズ グラバーについて触れたいと思う。

彼は日本に約17年在住の米国人フリーランス。
TVでおなじみの大手企業のCMを数多く担当し、
ラジオ番組にも参加、
さらに米国の大学で演技、舞台を学んだことから、
日本のTV・映画出演の実績もある。

先日の収録でもさすがプロだと思わせるところがあった。
仕事仲間としては申し分ない。

そんなチャールズなので、
私はさぞかしお仕事モテモテで忙しいだろうと思っていた。










Photo by Charles


しかし、リーマンショック以後、
広告業界の業績がダウンすると
彼は昨年その影響を受けて非常に苦しい時期もあったそうだ。

東京で、しかも外国でフリーランスとして頑張っている姿を見ると、
何かしてあげたくなるのが人情である。

彼の正直な人間性を学んだからだ。

私はビジネスにも人情が必要だと感じている一人である。
ビジネスパートナーとして、また良き仲間として
長く付き合うためには、コミュニケーションが欠かせない。

今後、金沢の収録に参加する機会があれば、
チャールズに伝統ある石川県を紹介したいと思う。

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